建物概要
名称 :神戸ファッションマート
所在 :兵庫県神戸市東灘区向洋町中6丁目9番
用途 :商業施設、オフィス、店舗
竣工 :1991年10月
設計者:株式会社 昭和設計
延べ床:120,260㎡
階数 :地上10階、地下2階
六甲アイランドにある商業施設を見学しました。
六甲アイランド線「アイランドセンター駅」と直結で交通アクセスは良好です。
建物の見どころは40mの吹抜け空間。
吹抜け空間の課題は照明器具などのメンテナンス、大空間の消火設備ですが、この2点に着目して見学しました。
エントランスは宇宙ステーションを思わせる近未来的な内装。
平成初期の近未来なので、どこか古さを感じるデザイン。左右対称のせいでしょうか。
写真右手の受付スペースは10m以上の長さ。
竣工当初は各オフィスの受付担当が並んでいたのでしょうか。これも平成時代の産物。
エントランスを抜けると40mの吹き抜け空間。
スマホの写真アプリに限界を感じる大空間でした。
この大空間に各階の廊下や貸店舗が面する形の平面形状をしています。
メンテ歩廊
他の写真にも映り込んでいますが、窓の清掃や照明器具の交換を、このメンテ歩廊から行うようです。円形の空間にぐるりとレールが回されており、縦横無尽に移動が可能という仕組み。
内部にはしごのようなものが見えるので、上下移動は自力だと思われます。
各階毎に足場板を倒して清掃をするようですが、かなりの重労働になりそう。
この建物の清掃作業は請け負いたくない。
放水銃
吹抜けの足元です。通常の柱とは違って、機械的なデザインで面白い形をしています。
2階、3階と張り出す流線形がきれいです。
2階には、この空間の消火設備が顔を出していました。
この消火設備は放水銃といい、スタジアムやアトリウムなどの大空間に利用されます。
なんとも見た目のカッコよさが心をくすぐります。
システムにもよりますが、火災検出器が別置されており、自動で方向調整を行い放水、消火します。
このシステムでは放水銃にカメラのようなものが取り付けられていますが、これが火災検出器でしょうか。
参考にホーチキ株式会社さんの放水銃システムのリンクを貼ります。
放水銃システム(放水型ヘッド等を用いるスプリンクラー設備)
六甲アイランドリバーモール
最後に六甲アイランドリバーモールを散歩しました。
水路と広場に隣接する形で商業施設が立ち並び、その中心を六甲ライナーが貫くように
都市計画がなされています。
最後に写真を何枚か貼って終わりにしたいと思います。
こちらは六甲ライナーを挟んで神戸ファッションマートの向かいにある神戸ファッションプラザ。
みなさんもぜひ訪れてみてください。それでは。。
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